
【医師制作】低用量ピルにはどんな種類がある?目的や服用歴であなたに合う薬は変わる!

この記事を書いた人:
ファミール産院えどがわ院長
鈴木 美奈子
最近は、避妊や生理の悩みを改善する手段として、低用量ピルを使う方が増えています。
ただ、いざ始めようとすると、種類の多さに戸惑ってしまう方も少なくありません。
実際、低用量ピルにはホルモン量や成分が異なるさまざまなタイプがあり、選ぶときは目的やこれまでの服用経験をふまえることが大切です。
この記事では、専門医の立場から、ピルの種類や選び方のポイントについて、できるだけわかりやすく解説していきます。
※本記事では低用量ピルの種類について言及するものとして、超低用量ピルについては別の記事で紹介いたします。
記事の制作に関わった医師たち

- ファミール産院えどがわ 院長
- 鈴木 美奈子
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医 /日本周産期・新生児医学会認定 周産期専門医(母体・胎児) /日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医 /日本超音波医学会認定 超音波専門医

- ファミール産院グループ理事長 兼 ファミール産院ふなばし 院長
- 杉本 雅樹
筑波大学医学群卒業。筑波大学附属病院などの勤務を経て、2005年千葉県館山市にファミール産院を開院。 2014年ファミール産院きみつを開院。2015年なのはなクリニック開院、産後ケアセンターなのはなフィフティーン開設。 「しあわせなお産をしよう」を経営理念に、グループの運営及び、診療にあたる。
記事制作の流れ
ファミール産院グループの記事は、全てファミール産院グループの婦人科専門医によって制作されています。
一次情報に基づく企画
各サービスや商品を検討しているユーザーへのインタビューや専門書を元に、真に求められている情報を正確に把握し、企画を作ります。

検証
各サービスや商品ごとに検証を行ない、良い点と悪い点を客観的に評価しています。

【結論】低用量ピルの種類一覧!これを見ればあなたの目的に合うピルが一発でわかる!


ファミール産院えどがわ院長
鈴木 美奈子
低用量ピルは、避妊もしくは生理の悩みを治療する目的で作られた薬です。
低用量ピルといえば避妊!というイメージを持つ方もいると思いますが、実は幅広い生理の悩みにも役立つ薬としても多くの人々に愛用されています。
今では20~30代の女性の10人に1人は低用量ピルを飲んでいます。
具体的には次のような生理の悩みの改善に向いています。
・生理痛
・イライラする、気分の落ち込みが激しい(PMSとも言います)
・不正出血がある
・ニキビや肌荒れがある
低用量ピルは生理用と避妊用の2種類ありますが、名前や目的が異なるだけで、成分や得られる効果はほぼ同じです。
避妊と生理の悩みを同時に解決したい方も1つのピルで一度に解決できるんです。
低用量ピルの種類によって、副作用の強さや金額が異なるので、複数の軸から自分に合ったピルを選ぶことが大切ですよ。
※上記表内の効果について、より大きな効果が期待できる順に◎>◯>△>ーと整理しています。
※上記表内の副作用について、発生の確率がより高いと考えられる順に✕>△>◯と整理しています。
参照:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「シンフェーズT28錠」
参照:医薬品医療機器総合機構「ルナベルLD配合錠 審査報告(1)」
参照:処方箋医薬品「ルナベルLD配合錠、ルナベルULD配合錠」
参照:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「フリウェルLD配合錠、フリウェルULD配合錠」
参照:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「トリキュラー錠21/トリキュラー錠28」
参照:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「ラベルフィーユ21錠、ラベルフィーユ28錠」
参照:独立行政法人医薬品医療機器総合機構「マーベロン21錠、マーベロン28錠」
参照:オルガノン株式会社「マーベロン21、28 医薬品インタビューフォーム」
飲んでいるピルが合わなかったらどうするべき?効果と副作用のつらさで判断!


ファミール産院えどがわ院長
鈴木 美奈子
低用量ピルの効果や副作用には個人差が大きいため、自分に合っているかどうか」実際に飲んでみないとわからないことが多いです。
特に、低用量ピルの飲み始めから数ヶ月間は次のような症状が出やすく、不安に思われる方もいるでしょう。
・吐き気、頭痛、むくみ
・気分の落ち込みやイライラ
・不正出血が続く
・肌荒れが悪化した
継続するかどうかは次の判断基準を参考にして、低用量ピルを処方してくれた医師と相談するのが良いでしょう。
| 副作業はどんな状態? | どうすべき? |
|---|---|
| 軽く1ヶ月程度で落ち着いた | 継続しましょう |
| 普段の生活に困るレベルでつらい | すぐに医師に相談し、他の低用量ピルを試しましょう |
| つらくはないが効果も感じられない | 2〜3ヶ月程度続けていて、変化が出るか確認しましょう。変わらなければ他の低用量ピルを試しましょう |
自分に合うピルが見つかるまでは1ヶ月ごとに試していこう!


ファミール産院えどがわ院長
鈴木 美奈子
いきなり複数ヶ月分の低用量ピルを処方するクリニックやサービスもありますが、身体に合わないと残った薬が全て無駄に…。
副作用の症状の出方やつらさは個人差が多く、一部の患者さんは1ヶ月以内で飲むことをやめてしまっています。
自分にあうピルが見つかるまでは1ヶ月ごとに購入し、副作用がつらかったら他の低用量ピルを試しましょう。
自分に合うピルの探し方は?


ファミール産院えどがわ院長
鈴木 美奈子
ピルは、対面診療とオンライン診療のいずれかで処方してもらえます。
女性の医師に診察してもらい方は対面診療、すきま時間にサッと診察を受けたい方はオンライン診療がおすすめですよ。
対面診療は次のステップで探すと、あなたに合うクリニックが見つけやすいですよ。
【手順1】[◯◯(地名) 婦人科 ピル]でグーグル検索する
【手順2】ホームページで医師を確認し、女医や実績が多い医師がいるかを確認する
【手順3】グーグルマップを確認し、医師の診察に関する低評価レビューの割合が多くないかを確認する
【手順4】できれば初診時は電話で相談し、受付や看護師の対応が丁寧かを確認する
オンライン診療の場合は、以下の記事でおすすめの選び方をまとめているので、良かったらご覧くださいね。
クリニックによって取り扱う薬が異なるのはなぜ?


ファミール産院えどがわ院長
鈴木 美奈子
クリニックによって処方できる低用量ピルの種類が異なることはよくあります。
具体的には次のような理由があります。
・治療方針を簡単にしたい(ジェネリック中心、副作用の管理など)
・在庫を管理しやすくしたい
・製薬会社の営業が薬局に提案できているかどうか
希望の低用量ピルがない場合は薬局で取り寄せが可能な場合もあるため、ご自身の都合に合わせて問い合わせてみましょう。
ジェネリックと先発薬で効果や副作用に違いはあるの?


ファミール産院えどがわ院長
鈴木 美奈子
ジェネリック薬と先発薬は、基本的に有効成分は同じで効果も同じですので、選べる場合は価格帯の安いジェネリック薬をもらうのがおすすめです。
ごく稀に、添加物や製造工程の違いで「副作用の出方」が変わる人もいらっしゃいますが、不安に思う心配はそこまでないですよ。
ただ、もともと先発薬を飲んでいて途中で薬を変えるのが怖いという場合には、診療時に医師に希望を伝えると、取り扱いがあれば処方してもらうことが可能です。
